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くどう亜紀さん

working mum's VOICE

VOL1. 「一歩を踏み出す勇気」

  • atelier rucca くどう亜紀さん(イラストレーター)
    kudoaki

    アトリエrucca くどう亜紀さん

    大学卒業後、建築資材卸売の会社で女性営業職として採用され、施工管理として工事現場を回りつつ建物の3DCG完成予想図を作成する業務を担当。6年勤務した後、出産で退職。
    その後しばらく専業主婦に専念したが、子育てを周囲に頼ったり、外に働きに行くこともできない環境の中で、社会に取り残されていく恐怖を感じずにはいられなくなり、絵を描いたことのないのに、33歳のある日突然、人脈、コネ、経験ゼロの自称イラストレーターになる。

    現在イラストレーターとして活動して7年目になり、主に女性向けファッションイラストレーターとして、雑誌、広告、書籍で活動中。
    中学生、小学生の二児の母。

  • インタビュワー 島谷美奈子さん(キャリアカウンセラー)
    interviewer_shimataniminako

    パーソナルライフデザイナー  島谷美奈子さん

    仕事だけで結婚出産を後回しにしてきた。仕事はあきらめ育児に専念してきた。35歳過ぎたから転職は断念した。そんな女性たちに多く出会いました。
    どちらかをあきらめるのではなく、その間にある働き方をつくる。人材サービスと公的機関での長年の経験から、自分だけの働き方をデザインするキャリアカウンセリングを行っています。女性であることを楽しみ、さらに輝きたい方を応援します!

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営業禁止で異動がイラストレーターへの道を拓く?!Working Mum’s VOICE ~VOL1. 「一歩を踏み出す勇気」By くどう亜紀~

島谷美奈子さん(以下、「美奈子」):本日はよろしくお願いします。亜紀さんは大学を卒業したあと営業のお仕事をしていたんですね。
くどう亜紀さん(以下、「亜紀」):そうです。

美奈子:こちらの会社を選んだ理由は?
亜紀: 当時は地元で人気の企業だったんです。建築系の女性営業を売り出していて、結構な倍率で、採用されたんですが・・・そのあと営業禁止になりまして。

美奈子:え?営業禁止?
亜紀: 愛想が悪いということで。要は会社の社風に合わなかったようなんです。会社が求めている、女性の愛嬌とかが足りなかったんでしょうね(笑)

むしろ性に合っていた工事現場での
お・し・ご・と

美奈子:亜紀さんは大人っぽすぎたのかもしれませんね。
亜紀: 今よりとんがっていたので(笑)。それで営業からはずされて、施工管理の部署に回されました。作業着にトラックで現場周り工事現場とか回ってたんですけど・・・性に合ってましたpointmark

美奈子:そちらで完成予想図を作成する仕事をしていたんですか?
亜紀: そうですね。数年施行管理をした後に、当時はまだ珍しかった建物の完成予想図の3DCGを作る仕事に移りました。現場が好きだったので。私は嫌だったんですけど、会社の命令でしたので。

美奈子:やってみていかがでしたか?
亜紀: やってみて・・・PC使って斬新で面白かったんですけど、、、。
おじさんや若い男の子とか一緒にやるんですけど、3Dの表現の仕方で、この人もっとこういう表現したらいいのにな、と思ったり。それが今の仕事とリンクしているかもしれません。pointmark
その仕事がないと今、絵を描いていないので。
CGの仕事は嫌だ!って思ったけれど、今思うとやっていて本当に良かったです。

 

ある日突然、自称イラストレータになれたワケとは?Working Mum’s VOICE ~VOL1. 「一歩を踏み出す勇気」By くどう亜紀~

美奈子:主婦生活の中、33歳のときにある日突然自称イラストレーターになる、と決めたとお聞きしたのですが。
亜紀: 退職してしばらくは知り合いからの紹介などでフリーで3Dのオペレーターの仕事をしていたんです。でもソフトが当時高額で自分ではなかなか買えなくて続けることが難しくて辞めたんですが、PCや絵を描くソフトは自宅にあって環境的には絵は描けたんです。

美奈子:そうなんですね。でも美大とか専門学校とかで絵の勉強をしたことはない・・そんな中で自分でもやれるんではないかと思ったのはどうしてなんですか?
亜紀: 書店にいって本や雑誌のイラストが沢山あって、ひとつぐらい自分のイラストがあってもいいんじゃないか pointmarkと思いました。絵は描いたことはなかったけれど、こんなにたくさんあるのなら自分にも可能性はあるのではないかと思ったんです。

美奈子:イラストレーターになったもう一つのきっかけが社会に取り残される「恐怖」からだったと伺いましたが。
亜紀: そうですね。主婦に向いていたわけではなく、子育てが特別好きだったわけではなく、でも家庭の事情で家にはいなくてはならず。唯一できた「悪あがき」がイラストだったのです。pointmark

美奈子:家にいながらできることだったんですね。そこからどんな活動を始めたんですか?
亜紀: イラストを描いたことがなかったので、素敵だなと思うイラストの真似から始めたんです。
自分が仕事をしたい対象年齢の雑誌のイラストをみて、切り抜いて貼って何冊も冊子をつくって、真似して描いて。芸術大学とかは出ていないのでデッサンなどの基礎に自信がなくて、それでもあまり分からないようなイラストをかくようにしたんです。
一通り、人の真似をしたあとに、自分だったらこっちの方がいいなと思う、オリジナリティを追求していきました。pointmark


美奈子:亜紀さんのイラストは大人の女性でセクシーさもあって・・とてもインパクトがありますよね。
その出来上がった作品は発表したのですか?
亜紀: イラストレーターと名乗ったのと同時にHPを作って、そこが作品を公表できる唯一の発表の場でした。

美奈子:反応はいかがでしたか?
亜紀: 正直反応は何もなかったですね。やっぱり、イラストレーターは沢山いるし、実力もまだまだだったので。
イラストレーターが登録できるサイトに登録したり、イラストレーターを募集しているような会社にメールで問い合わせなどもしました。
そこに直接行くとか電話をするとは嫌だったので、本当にそのメールの問い合わせくらいでしたね。

美奈子:それが最初の一歩でそこから活動を広げていったのですね。7年間続けてきて、一番大きく変化した出来事はどんなものですか?
亜紀: 5年くらいまでは地道に地道に、緩やかな感じで派手なことはなかったのですが・・・2年前くらいに急に、自分の中で何かの「ブロック」が外れました。
それまでは地味に活動していたのですが、何か「ブロック」がとれて、もういいや、と思った瞬間があってpointmark、その後、念願だったことができたり、仕事の量が増えたりとか、顕著に活動が広がりました。

美奈子:すごいですね~。そこまでに細々とでも続けてきた活動があったからブロックが外れた時に一気に出ていったんですね。イラストレーター年鑑に掲載されたのが嬉しかったと聞きましたが。どういう基準で掲載されるんですか?

亜紀: イラストレーターとして活動していてもその本に載るっていうのは大変だと言われていて、ある程度実績を積まなくては掲載されないんですが、掲載されると「すごいね」「ようやく認められたね」という意味合いの本なんです。2年ほど前にその審査に受かったのですが、ここに掲載されることを一つの目標としていたので、嬉しかったです!


美奈子:憧れだったデパートの広告のお仕事もしたとお聞きしましたが、燃え尽きたみたいなのはありました?
亜紀: そうなんですよね。同じ年に、憧れだったデパートの広告の仕事もいただくことができて、これで当初イラストレーターとして目指していたことは一通り終わったという感じになりました。まだイラストレーターとしての表現を模索していくと、まだまだ続く作業なんですけど、結果が形として見えたことで、ある程度一区切りしちゃったなあ、pointmarkと、ふっと踊り場にきたような感覚です

 

女性であることをもっと楽しみたいWorking Mum’s VOICE ~VOL1. 「一歩を踏み出す勇気」By くどう亜紀~

美奈子:そのあとしばらくたった、今はどんな気持ちですか?
亜紀: 私は芸術性を極めていくタイプではないし、割と商業的イラストレーターとしての世の中に求められるものを描きたいという活動中心でした。そして今までの歩みをふと振り返ったタイミングで、愛子さんからワーママライフハックの活動の話をいただいたんです。あ、そうそう、こういうことがしたかったんだ!って思ったんです。

美奈子:丁度いいタイミングだったんですね。ワーママライフハックの活動をやりたかったと思えたのはどうしてなんでしょう?
亜紀: 「女性が女性として楽しんで自分らしく生きる」をある時期まであまり気づいてなかったんですが、私の場合はイラストをやっていく過程が「楽しむ」っていうことだったんだろうなと気づいたんです。pointmark
女性として楽しむということがイラストだったんだなって。
そこまでやりつづけたっていうのも、女性として楽しんで生きるという自分らしい表現だったんだと気づいて。そうそう、私はこういうことがしたかったんだよって。

イラストの仕事はこれからもやっていくんだけれども、女性が女性として楽しんで生きていく、というワーママライフハックの活動は本当にやりたかったこと、自分の根底にあることだったんです。
そこを今後は力をいれていくというか、もっと素直にやっていきたいんです

美奈子:気付けたというのはすごいですね。
亜紀: 愛子さんはじめ周囲の力だと思います。自分だけだと気づけないですね。
私の場合、自分のイラストを気に入ってくれたのがご縁で繋がった方々のバイタリティや才能に、ものすごく刺激を受けているし、そして助けられています。

美奈子:お仕事のやり方についてお聞きしたいのですが、作品数が多いと家でこもるんですよね?
亜紀: 納期が間に合わないとか切迫したときには、朝から夜中までという状況になりますね。。。

美奈子:イラストレーターのお仕事は納期に左右されたり波があると思いますが、そんな時の気持ちのコントロールはどうしてますか?
亜紀: 仕事がなかなか増えなかった時期も長かったので、次の仕事が来るのか心配になったり、気分の浮き沈みが激しかったんですが、今はイラスト以外にもベクトルが向いてきて、ワーママライフハックの活動や心理学の勉強をしていたりするので、イラストだけじゃないやりたいことがあるから、割と浮き沈みはなくなってきました。

 

今思えば全てが点と線で結ばれているWorking Mum’s VOICE ~VOL1. 「一歩を踏み出す勇気」By くどう亜紀~

美奈子:コンスタントにお仕事が来ているように感じますが、営業活動をされていたんですか?
亜紀: 基本的に営業はしていないんです。
昔は企業へメールなど出してましたが、やっぱり実績がないとダメなんですよね。そのうち仕事が仕事を産んでpointmark、という感じで勝手に入ってくるようになりました。ここまでは結構かかりました。5年、6年・・・イラストレーションファイルに掲載されたあたりからでしょうか。

美奈子:ある程度のレベルの仕事を達成するとそれをみて次のお仕事がくるんですね。
亜紀: そうですね。以前はずっと家にこもって仕事をしていたんですが、今は外にも出て、人と人とのつながりが生まれてきて、そういうところからも仕事がはいるようになりました。

美奈子:良い仕事をするために心がけていることはありますか?

アラフォーがお金を回す


亜紀: 自分の年代や環境にもよりますし、その時々で心に響く表現も変わります。どんどん絵のテイストは変わっていくんです。
自分の感性で素直にいいなと思ったものを描いています。人真似で始まったイラストでしたが(笑)、今はオリジナリティを大事にしています。

美奈子:まずは自分が好きだと思うものを描いているんですね。
亜紀: そうですね、そのまんま感性を出さないと逆にみる人には評価されないと思うんです。
そのまんま、素直に、ですね。

美奈子:ワーママライフハックの活動に加えて、新しく心理学の勉強をされているとお聞きしましたが、今後やっていきたいことはどのようなことですか?
亜紀: イラストだけでは自分も年をとっていくし、時代の流れに左右されてしまいます。クリエーターなので賞味期限もあると思います。
心理学でどうこう、とは思わないけれど、自分をケアする、セルフケアという意味で考えているのです。
ワーママライフハックの活動、「女性が女性を楽しむ」というのは本当に私がやりたかったことです。
自分が何ができるのか、やりたいのかは今時点では明確にはできていないけれど、それを見つけるためにも心理学の勉強をしているのもあるんです。
しゃべるのとかは苦手なんですが、、、何かできることがあると思っています。
デザイン関係もあるかもしれないですし、その他にも・・・(笑)

美奈子:新卒の頃の話に戻るのですが、最初の会社で3DCGの仕事をしたことが今の仕事につながっているとありましたが、どんな点が役立ってますか?
亜紀: PCで絵を描いているので、単純にPCの使い方とか絵を描くソフトの使いかたとかが、3Dとかぶる部分があるんです。そこがわからなかったらできなかったので、技術的な使い方です。そういうのを学ぶってお金がかかるんですよ。

再び登場。何か?

やはり私のルーツは工事現場からスタートし、3DCGからイラストに繋がっている。
今思えば全てが点と線で結ばれているんですよね。現場は体力的にも大変だけど人間臭い、そんなところも、今の私を構成している一要素だと思っています。

美奈子:今日は亜紀さんのルーツが聞けて楽しかったです!
未経験からイラストレーターになったというお話も興味深かったのですが、主婦時代に「社会から取り残される恐怖」を感じたというお話も響きました。周囲からは結婚して子供を産んで満足でしょと思われていたようで。でも自分としてはダメなんですよね。
亜紀: ダメなんですよね~。

美奈子:女性自身も結婚・出産したらそれだけで満足でしょ、と思っていたり。
亜紀: 思ってました。でも満足じゃないんですよね。経験しないとわからないんですよね。

美奈子:ワーママライフハックの活動が本当にやりたいこと、根底にあるという言葉も印象に残りました。
今後の活動も期待しています。本日はありがとうございました。

 

くどう亜紀さん’s VOICEを「みんなの知恵」に

  • POINT 1.何が自分にあっているのか、経験してみないとわからないことがある!

    やってみたら性にあっていた。まずはやってみたことで亜紀さんは気づけたのですね。
    どんな仕事でもある程度までやってみると「スキル」が身に付きます。広く浅くではなく「深くを連続して経験を積む」ことがこれからの時代を生き抜くワザ。
    『この仕事は合わない、とやる前から断ってることありませんか?』

  • POINT 2.やりたい仕事は、自分が動いてこそ巡ってくる!

    営業から外されてたどり着いた部署の仕事がイラストレーターの仕事にリンクしている。偶然のようで自分で運を引き寄せているように感じます。
    『やりたい仕事を自分で引き寄せてきた、続けてきたことが今につながっている、そう感じたことはありますか?』

  • POINT 3.どうせ私なんてと思わない!

    「自分のイラストがあってもいいんじゃないか」のポジティブ思考が次の道を拓いています。そう思ったのは絵が描ける環境、PCスキルがあっただけではありません。
    「できるかもしれない」「自分だったらこうするのに」と想像してみることが大切です。
    『どうせ私なんて、、と、想像する前に諦めていることありませんか?』

  • POINT 4.恐怖や不安からは抜け出せる!

    亜紀さんは、社会に取り残される恐怖を感じながら、家に居ながらできることをやってきました。どうやったら恐怖から抜け出せるか考えて行動を起こしてきたのですね。
    『社会に取り残される恐怖、感じたことはありますか?その時、どのような行動を起こしましたか?』

  • POINT 5.基礎力を固めると自分らしさを発揮できる!

    徹底的な真似で基礎力を固め、やってみることで自分のオリジナリティを生み出してきた亜紀さん。
    人との違いや基礎との違いを知ることが「オリジナリティ」に気づく出発点です。

    『未経験の挑戦、まず何から始めましたか?』

  • POINT 6.転機は突然やってくる!

    ブロックが外れたことだけではなく、それまでの作品作りや営業活動もあったからこその活動の広がりだったのではないでしょうか。ある程度のレベルに達すると次のステージへ上る瞬間があります。ブロックを外したくなった時、思い切って外せるかどうかが重要です。
    『今までの活動で大きな転機はいつでしたか?』

  • POINT 7.目標達成後はそれまでを振り返ってみよう!

    目標を達成して踊り場にきた。そのときに、さらにやりたいことや眠っていた想いが出てくることがあります。亜紀さんの「踊り場にいる」と気づいたのは大きな出来事!
    女性は頑張り屋で常に階段を登りつづける方が多いです。踊り場にいると気づき、そこまでの階段を振り返って確認すると「登ってきた」ことが認識できます。その繰り返しが「成長」です。
    『あなたは目標を達成した後どうしましたか?新たな思いや、次の目標は見つかりましたか?』

  • POINT 8.人生まるごと楽しむ事が女性を楽しむ事!

    「女性を楽しむ」という言葉には亜紀さんの想いの強さと凛としたオーラが感じられました。女性を楽しむことに気づいた時の感動が大きかったのでしょう。そしてお仕事でもあるレベルまで達成できて、自分のことだけでなく周囲の方のために動きたいという想いが湧きあがってきたのではないでしょうか。
    『本当はやりたいけれど、まだできていないことは何ですか?』

  • POINT 9.一つ一つの仕事に心を込めよう!

    亜紀さんの一つ一つの仕事に心を籠めて取り組んでいることがうかがえます。
    集中することが良い作品を生み、次へもつながるのですね。数年かかっていることも今苦労している方にとっての励みになりますね。
    これはお給与が安いから、これはバイトだからと力の入れ加減を変えたくなることがあります。その結果、さらにやりたくない仕事しかこなくなります。一つの仕事も結果を出すまで追求しましょう。
    『今の仕事に本当に集中して取り組んでいますか?次の仕事が気になったり、長期じゃないからと力を抜いていること、ありませんでしたか?』

 

くどう亜紀さんの今日の課題と明日へのステップ

  • 亜紀さんの「そうそう、これがやりたかったのよ」という言葉は力強く、ワーママライフハックへの想いの強さが伝わってきました。
    「まだ出せていない自分」は「使いこなせていない」「必要ないだろうと思いしまってある」能力や感性かもしれません。それを知ると、今までとこれからの人生の意味がはっきりしてよりスッキリするのでしょうね。
    年代的にも考える時期です。そして、イラストレーターとしてある程度実績を積んできた、自信がついたからこそ、目がいくようになった領域なのだろうと思います。地道に実績を重ねて、イラストレーター年鑑や百貨店のお仕事までできたこと、本当に素晴らしいですね!
    【キャリアカウンセラー 島谷美奈子】

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